博物館について 東アジア友好博物館交流事業

 当館は平成22年(2010)11月、北九州市の姉妹都市の韓国・仁川広域市立博物館、友好都市の中国・大連市の旅順博物館の3館で「東アジア友好博物館に関する合意書」を締結して、様々な交流を行っています。このような3国・3都市の博物館の国際交流は首都を除けば唯一の事例です。
 3館は毎年1回持ち回りで、館長会議と事前協議(実務者会議)を開催しているほか、学芸員の相互派遣による収蔵資料の調査と、それにもとづく特別展・巡回展の開催、交流シンポジウムなどを実施しています。

主な交流実績

(1)特別展・巡回展

特別展「大連・モダンの風景」(平成23年度)
南満洲鉄道株式会社撮影写真(112点)を日本初公開
特別展「仁川広域市立博物館・旅順博物館の名品展」(平成25年度)
両博物館が所蔵する青銅鏡、陶磁器、絵画の名品を厳選して紹介
第1期巡回展(平成24・25・26年度)
両博物館が所蔵する青銅鏡、陶磁器、絵画の名品を厳選して紹介
第2期巡回展を開催(平成28・30・令和2-3年度)
衣食住を中心とする東アジアの生活文化を各館の所蔵資料により紹介

(2)交流シンポジウム

第1回「東アジアの海港都市と建築」(北九州市、令和4年11月)

西澤先生基調講演
西澤先生コメント

第2回「東アジアの海港都市と島」(仁川広域市、令和5年12月)

第3回「東アジアの海港都市と海神信仰」(大連市、令和6年11月開催予定)

友好博物館の紹介

仁川広域市立博物館

 1946年に開館した韓国最初の公立博物館です。1945年までの仁川の歴史を紹介しています。市内には韓国移民史博物館などの分館も開館しています。多様な年齢層を対象にした様々な教育普及プログラムにも熱心に取り組んでいます。

旅順博物館

 1917年に開館した博物館で、中国の国家一級博物館に認定されています。日本の西本願寺宗主·大谷光瑞が組織した「大谷探検隊」が収集した古代新彊の文物や、南満洲鉄道株式会社が撮影した膨大な写真を所蔵することで知られています。

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