鵜図

鵜図
国指定重要文化財
宮本武蔵筆
江戸時代初期(17世紀)
財団法人永青文庫所蔵
【展示】11月18日(金)〜11月29日(火)
鵜の嘴、喉から腹にかけての線には「ふるえ」「ゆれ」が認められ、目は筆の一突きで描かれています。この表現は正面達磨図(作品番号56)の瞳にも共通します。濃墨で描かれた力強い脚が画面を引き締めます。近年、武蔵の真筆はこのような表現的特徴を持った作品を基準作と考えるべきではないかとの新説が唱えられています。

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